「宮本武蔵」「新・平家物語」など数多くの名作を遺した吉川英治
(1892-1962)は、昭和35年(1960)に文化勲章受章。名実ともに、わが国を代表する国民的作家です。平成24年(2012)は生誕120年、また没後50年。激動の時代の中で、その作品は
常に、日本人の心に感動を与え続けてきました。本展では、新聞小説史上の金字塔とされる「宮本武蔵」最終回の直筆原稿。さらに、全原稿を和綴本に仕立て、その全ての表紙に杉本健吉が装幀画を描いた「新・平家物語」の直筆原稿といった貴重な資料。当時作品を彩った近代日本画家たちの手による挿絵原画などを展示。日本の大衆文化に残した足跡を振り返り、いまもなお私たちの魂を揺さぶる吉川文学の味わいに触れていただく文学展です。
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皇都千年の歴史を誇る京都は、日本文化を代表する都。美術の面においても水墨画、大和絵、また狩野派、琳派、円山・四条派など日本の絵画のさまざまな様式を生み出してきました。明治、大正、昭和とつづく近代日本画壇においても、京都は、東京とともに重要な拠点となっています。なかでも竹内栖鳳は、東の大観、西の栖鳳と称された、京都画壇の巨星です。はじめ四条派を学びながら、やがて流派にとらわれず西洋画法までも摂取して、新しい日本画の創造にとりくみました。その画技の確かさが高く評価され、昭和12年(1937)には、横山大観らとともに第一回文化勲章を受賞。今回の展示では、栖鳳をはじめ、上村松園、土田麦 、小野竹喬といった栖鳳の門下から輩出された俊英たち、さらには当時栖鳳の好敵手と認められていた山元春挙など、近代日本画壇の一大勢力である京都画壇に焦点を定めた、精鋭たちの美世界をご堪能いただきます。
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